ハイラックスオーナーの皆さん、「D」だけで運転していませんか?
「S」も使うと、いろんなメリットがありますよ!
- ギアのSってなに?
- エンジンブレーキのメリットは?
- エンジンブレーキの使い方を教えて!
これらの疑問・要望は、この記事で解決できます!
- ギア「S」の詳細
- エンジンブレーキの隠れたメリット
- 下り坂別・Sの操作方法
- エンジンブレーキの注意点
私自身、通常のドライブでも「S」をよく使っています。
最後まで記事を読むと、ハイラックスの燃費向上&維持費削減につながりますよ!

運転中にギア変えたことないで!



より安全な運転ができますよ!
ギア「S」とは?ハイラックスを乗りこなすコツ


ハイラックスのギアにはる「S」は、スポーツモードのSです。
スポーツモードは「D」よりもエンジン回転数が高く、より力強い走行が可能です。
オートマであれば、自動で最適なギアが選ばれるDで走行することが多い。
Sはギアが固定されるので、状況に応じてドライバーがギアを変えます。
Dで坂道を登るときに、「なんかパワーが弱い…」と思うときないですか?
そんときはSにすると、好みのギアで力強く登れますよ。



よほどの坂じゃないとDで十分だけどね
「S」のギアは6段階!スポーツモードの使い方
S(スポーツモード)のギアは、1~6段階あります。
S1がもっともエンジン回転数が高く、パワーがあります。


Sモードの使い方は、すごく簡単。
シフトレバーをDからSに入れるだけで、運転中や停車中でもSモードになります。


運転中にDからSにすると、通常はS4~S5。
もっとパワーが欲しいときは、「-」にシフトレバー1回動かす。
パワーを落とすときは、「+」に1回動かします。


ハイラックスこそエンジンブレーキ!下り坂の操作方法


ハイラックスを安全に運転するうえで、エンジンブレーキはとても重要です。
長い下り坂でフットブレーキだけに頼ると、2つの要因によりブレーキが利かなくなることも。
- フェード現象
- べーパーロック現象
詳細は割愛しますが、長い下り坂でのフットブレーキ依存は危険と頭に入れておきましょう。
下り坂でエンジンブレーキを使うと、要因のリスクを大幅に軽減できます。
ハイラックスの運転でも、エンジンブレーキを活用して安全にドライブを楽しんで下さい。
荷物を積むハイラックスはエンジンブレーキが重要
ハイラックスは乗用車に比べて、特にエンジンブレーキが重要。
荷台がある分、荷物を積むと車両重量がかなり重くなります。


乗用車に積載量の制限はありませんが、トヨタ以下のように言っています。
乗用車には、最大積載量の概念がありません。
車両全体としての目安は、乗車定員×55kg+乗車定員分の手荷物程度の重量(乗車定員×10kg)と考えております。この数値を大幅に超える重量の荷物の積載は、安全上お控えください。
トヨタ自動車WEBサイト
荷物をフル積載したハイラックスが、フットブレーキのみで坂道を下ると危険ですよね。
ハイラックスだからこそ、安全運転のためにエンジンブレーキを活用しましょう!
エンジンブレーキのメリット!安全運転以外の隠れた効果
エンジンブレーキのもっとも重要なメリットは、安全運転の確保。
しかし、安全運転以外にも、隠れたメリットがあるのです。
隠れたメリットは3つ。
- メンテナンスコスト削減
- 燃費の向上
- 運転が楽しくなる



最後はかなり重要!
エンジンブレーキでメンテナンスコスト削減
エンジンブレーキを活用すると、メンテナンスコストの削減につながります。
ブレーキパッドやディスクローターの摩耗を抑えられるからです。
特にハイラックスは、重い荷物を積む前提の車。
フットブレーキのみ使うと、ブレーキ類の劣化は乗用車よりも早いこともあります。
劣化を抑えると、長期的に維持費が削減できます。
フットブレーキ類の劣化を防ぐためにも、積極的にエンジンブレーキを使いましょう。
燃料の消費を抑える
エンジンブレーキを適切に使うと、燃費が良くなることがあります。
アクセルを離してエンジンブレーキが作動すると、一時的に燃料の供給がストップ。
つまり、エンジンブレーキをうまく活用すれば、ムダな燃料消費を抑えられます。



とても稀なケースです
ギア操作でハイラックスの運転が楽しくなる!
私が感じる1番のメリットは、ハイラックスの運転が楽しくなること!
エンジンブレーキを活用すると、シフト操作の楽しさが味わえます。
オートマの運転は単調ですよね。
マニュアルのギア操作は難しいけど、楽しくもありますよね。
マニュアルほどではありませんが、エンジンブレーキを操作すると、運転している感がアップ。
安全運転にもなるので、ぜひ活用していきましょう!



多分ムダにギアチェンしてます笑
エンジンブレーキの実践的な操作方法


エンジンブレーキを活用することで、下り坂の安全性が向上します。
エンジンブレーキの効果を活かすには、状況に応じて適切なギアを選ぶことが重要。
以下の3つの場面 に分けて、実践的な操作方法を紹介します。
- ゆるやかな下り坂
- 長い下り坂
- 急な下り坂
- 高速道路



私もできるかな!?



安全装置もついてるから大丈夫!
ゆるやかな下り坂:D~S4で効率的な減速
緩やかな下り坂では、エンジンブレーキの効果は強くはありません。
しかし、ハイラックスのような重量のある車は、気づかないうちに速度が上がっていることも。
エンジンブレーキを活用すると、効率的な減速ができますよ。


まず、アクセルを離してDのまま下りましょう。
ゆるやかな坂では、Dのままでもエンジンブレーキで減速できます。
Dのままでスピードが上がるなら、Sにシフトチェンジして下さい。
S4になるので、そのままスピードをキープ。
必要に応じて、フットブレーキを併用しましょう。



ゆるい坂ならこれでOK!
長い下り坂:S4~S3でスムーズな減速
長い下り坂でフットブレーキだけに頼ると、ブレーキが利かなくなるリスク があります。
距離があると、重い車体はどんどん加速。
エンジンブレーキを活用し、安定した速度をキープしながら安全に下ることが重要です。


運転中に坂が長いなと思ったら、まずS4にしましょう。
スピードが上がる前に、Sへシフトチェンジが需要です。
長い下り坂だと、S4ではスピードが上がってきます。
法定速度を超えそうなら、超える前にS3にしましょう。
エンジンブレーキは徐々にスピードが落ちるので、法定速度を超えてでは遅い
S3でもスピード上がるなら、フットブレーキを併用しましょう。
スピードがある状態でS2にすると、回転数がすごく高くなります。



不安になる音です…
S3→フットブレーキ→S3→フットブレーキと、くり返すときはS2も使いましょう。
S3でもスピードがあがるなら、なかなかの勾配です。
ポイントは、スピードを落としてからS2にすること。
スピードを落とさずS2にしても、シフトチェンジできないことも。
できたとしても、エンジンに負荷がかかります。



いつなんどきもスピードの出しすぎはNG
急な下り坂:S2~S1でガッツリ減速
急な下り坂では、これまでのエンジンブレーキの方法と少し異なります。
ハイラックスのエンジンブレーキでは、めちゃくちゃ急な下り坂も安全に下れます。
ぜひチェックして下さい。


急な下り坂に入る前に、十分にスピードを落としましょう。
スピードが出ている状態で坂に入ると、危険ですもんね…
十分にスピードを落としたら、Sにシフトチェンジし一気にS1まで落とします。
するとフットブレーキを使わずとも、ゆっくり下れます。
S1だとかなりエンジンブレーキが利くので、ゆっくり下れます。
しかし、あまりに遅かったらS2にしましょう。
S1~S2らへんでスピードを調整しながら下ってください。
高速道路のエンジンブレーキ
高速道路では、基本的にフットブレーキは使いません。
車間距離が詰まってきたら、アクセルを離してスピードを落とします。
それでも車間距離が詰まってきたら、ギアをSに入れて下さい。
S4〜S3を使って、スピードを調整しましょう。
高速道路でのフットブレーキは、ブレーキ類の劣化を早める可能性も。
できるだけ、エンジンブレーキを活用したいですね。
エンジンブレーキは、ブレーキランプが点灯しません。
事故の危険があるときは、フットブレーキも併用して下さい。
エンジンブレーキのシフト制限機能
ハイラックスには、シフト制限機能があります。
エンジン回転数が制限を超えると機能する、シフトチェンジができない安全装置です。
スピードが出ている状態でS1にすると、エンジン回転数がものすごく高くなり危険。
その場合、自動で感知して、S1にならないように制限します。
S1に入れようとしても「ピピっ」と音が鳴り、シフトが変わりません。
なので、音が鳴ってシフトチェンジできなくても、故障じゃないですよ。



たまにピピっとなります…
エンジンブレーキの注意点


エンジンブレーキにも、注意点があります。
これまでも触れてきましたが、あらためて確認しましょう。
- ブレーキランプが点灯しない
- スピードによって負荷が強くなる
- ギアの戻し忘れ



特別に危険があるワケじゃないですよ
ブレーキランプが点灯しない
エンジンブレーキ中は、ブレーキランプが点灯しません。
某サイトで、「エンジンブレーキされると分からないから危ない!」との意見を見ました。



アナタが車間距離あけなさいよ
と思う私は、少数意見なのでしょうか?
事故の原因は、スピード超過と車間距離がほとんどだと考えています。
正直、ずっと集中して周囲を見続けるのはムリがある。
一瞬わき見をしてしまうこともあるでしょう。
でも、スピードを出さず車間距離を十分にあけていたら、事故は防げると思います。



ずっとわき見はありえんで!
話がそれましたが、エンジンブレーキが危ないと考える人もいます。
なので、後続車の距離が近い場合は、フットブレーキも併用しましょう。



自分の身は自分で守る!
スピードによって負荷が強くなる
エンジンブレーキは、スピードが速いとエンジンの負荷が強くなります。
慣れてくると、エンジン音で適度な負荷が分かりますよ。
通常のエンジンブレーキでは、エンジンを傷めることはありません。
ブレーキパット等の劣化を考えると、エンジブレーキの活用をおすすめします。
ギアの戻し忘れ
エンジブレーキを使うと、たまにシフトレバーを戻し忘れます。
ギアがSのままアクセルを踏むと、燃費がダウン。
エンジンブレーキが不要になったら、必ずDに戻しましょう。
ある程度運転した後に、Sモードだったと気づいたときは、なんかショックです…



燃費バカだからな!



軽油も高くなってるからね…
まとめ
今回はハイラックスのエンジンブレーキについて紹介しました!
- Sモードでエンジンブレーキ
- コスト削減&燃費向上が可能
- 下り坂によってSを使い分ける
- シフトレバーの戻し忘れに注意!
せっかくハイラックスに乗っているので、ぜひエンジンブレーキを活用してみて下さい。
安全運転もそうですが、よりハイラックスのドライブが楽しくなりますよ!



ありがとうございました!
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