大村純忠が洗礼で人格変貌?日本初のキリシタン大名

2つ並んだ子供の天使の像 長崎
記事の内容

・大村純忠がキリシタン大名になるまでの経緯を紹介。

・キリシタンになり人格が変貌?

・クーデターに合うも生還。

こんにちは、トリぞーです。

前回は大村純忠の誕生からポルトガルとの貿易開始までを紹介しました。

 

今回は純忠が日本最初のキリシタン大名となる経緯や、その後を分かりやすく紹介します。

純忠、キリシタンになる

紙に切り抜かれた十字架

 

永禄6年(1563)大村純忠(すみただ)は初めて横瀬浦を訪れました。

そこで初めてトルレスと会います。

純忠は手土産を持ちより、トルレスはできる限りのおもてなしをしました。

この時、純忠は祭壇に飾られていた聖母マリア像に見とれます

純忠「キレイだ…

 

聖母マリア像がきっかけで、徐々にキリスト教に心が傾いていく純忠。

翌日には本格的にキリストの教えを聞き、自分はキリシタンになることを決意したとトルレスに伝えました。

 

キリシタンになることを決意した純忠は家に帰り、家臣に十字架のネックレスを作らせ首にかけます。

義貞「お前、キリシタンになるんか?

純忠「うん、どうかな?お兄たま…

義貞「ええやん

慕っている兄にも認められ、純忠は気分上々。

キリスト教への気持ちはエスカレートします。

 

純忠「トルレスー、港の教会のウラに別荘建ててもいい?

トルレス「えっ?ど、どーぞ!(勝手に建てりゃーいいのに…)

横瀬浦は元々純忠の領土なので、トルレスは驚きます。

トルレス「コイツは…化るな

 

キリシタンに染まりゆく純忠を見て、トルレスは行動に移します。

トルレス「純忠様ー、ちょっとお願いが…

純忠「あ、トルレスー!何々?ハッピーなこと?

トルレス「そのー、神社とかもーいらないかなって…

トルレスは純忠に寺社仏閣の破壊を持ちかけます

 

純忠「ムリだよ…お兄たま仏教徒だし…

兄義貞は仏教徒であるため、キリシタンになることを決めた純忠でも、寺社仏閣の破壊までは決心がつきません。

 

トルレス「でもーキリシタン、なりたいでしょ?

純忠「

心もキリシタンになりつつある純忠は、時がくれば寺社仏閣を破壊するとの約束をして、永禄6年(1563)大村家の重臣25名と一緒に洗礼を受け、ドン・バルトロメウとの名を授かりました。

ここに日本最初のキリシタン大名が誕生したのです

 

 

純忠、キリシタンに染まる

2つ並んだ子供の天使の像

 

洗礼を受けた翌日、兄と一緒に佐賀の龍造寺軍と戦うため出陣します。

その道中に摩利支天像(仏教の守護神)がありました。

 

純忠「よくも今までダマしてくれたな…

純忠「もーダマされんぞっっ!

家臣「

純忠は刀で摩利支天像をぶった斬り、火をつけたのです。

そして、摩利支天像があった場所に十字架を建てます。

 

純忠「よく聞け家来ども、この十字架のおかげで戦に勝てるぞ

そう家臣の前で言い放ち戦に臨んだところ、見事に勝利しました。

 

純忠「ゼウスたま〜

戦で勝ったのはゼウスのおかげと信じて疑わない純忠。

この出来事から純忠の人格は激変します

 

ある年のお盆、大村家で集まっているとき。

部屋の中には十字架が飾られた立派な祭壇があり、火が焚かれていました。

すると、純忠はおもむろに立ち上がり、先祖の位牌を手にとります。

 

純忠「よく見たらカマボコ板だろこれ?」ポイー

なんと純忠は先祖の位牌を火の中に投げ入れたのです。

 

家臣「

家臣は驚いて声も出ない。

 

純忠「トルレスー、神社仏閣の件だけど、ぶっ壊すなり〜

宣教師「お、おう…

それは宣教師たちもビビるほどの変貌っぷりだったのです。

 

 

純忠、クーデター起こされる

大砲を持った兵隊による攻撃

 

キリスト教の布教によりキリシタンとなった住民は、横瀬浦と大村で1,200人に登りました。

そして、純忠の寺社仏閣や僧侶たちへの迫害は過激になり、宣教師たちの布教活動もより一層活発になります。

 

家臣「あの南蛮狂いのバカ殿が…

大村家の中には仏教徒の家臣も残っており、ガマンの限界。

怒りは憎しみに変わっていきました。

 

12人の老臣たちは有馬家からの養子に、ここまでされて黙っていません。

老臣たちはクーデターを起こし、純忠やトルレスら宣教師たちを殺すことを計画します

老臣たちは元大村家の長男・武雄の後藤貴明(たかあきら)に大村に帰ってくるように伝えます。

そして、針尾の針尾伊賀守とも結託、海上交通網を確保しクーデターの機会をうかがいました。

 

永禄6年(1563)純忠は宣教師ルイス・フロイス、修道士ファン・フェルナンデスを大村に招くため、横瀬浦にキリシタンであるドン・ルイス・シンスケ(朝長新助純安)を向かわせます。

シンスケはフロイスとフェルナンデスを大村につれて行く予定でしたが、2人とも風邪をひいていました。

3日間、横瀬浦に滞在しましたが日没がせまり、シンスケはやむなく2人を横瀬浦に残し、大村に引き返します。

 

そのとき、横瀬浦にクーデターのグループが潜んでいたのです。

すぐにシンスケの出航を針尾伊賀守に知らせ、海上で待ち伏せ。

夜にまぎれて暗殺する計画です。

 

針尾伊賀守は大村湾と佐世保湾を仕切る位置にある針尾島に本拠地を置いおり、海上交通を守っていました。

しかし、大村家の力に押されて針尾伊賀守は大村家に支配されていたのです。

 

伊賀守「オレたちの海を奪いやがって、許すまじ…

純忠を恨んでいた伊賀守は同じく純忠に恨みを持つ貴明、松浦隆信と手を結び、針尾島を再び我がものにするべくクーデターに加わったのでした。

 

伊賀守は伊ノ浦瀬戸に配置してシンスケらを待ち伏せます。

シンスケらを殺害すると狼煙を上げ、クーデターは狼煙を合図に大村家の館を襲撃する計画でした。

永禄6年(1563)7月27日の夜、伊賀守はシンスケが乗る船を攻撃。

 

伊賀守「まずはお前らからじゃ!クソ南蛮…あれ?

そう、シンスケが乗っている船にフロイス、フェルナンデスは乗っていません。

 

フロイス「(ゾクゾク)何カ寒気ガシマスネー

横瀬浦にいたクーデター仲間がポンコツで、宣教師が船に乗っていないことを伝えていなかったんですね。

 

シンスケ「伊賀守!お前どいうことだ!?

伊賀守「うるせー!オカマどもに魂売りやがって!

宣教師を殺す計画は失敗となったが、伊賀守はシンスケの首を切り、狼煙を上げます。

狼煙を見たクーデターグループは、純忠がいる大村家の館を襲撃。

しかし、この時まだ30才の純忠はするりと襲撃をかわし、多良岳にある金泉寺に逃げ込みます

金泉寺の僧侶は事が落ち着くまで、純忠をかくまいました。

 

一方、横瀬浦ではシンスケが襲撃されたとの一報が届き、宣教師らが慌てふためきます。

この時、横瀬浦には豊後からの商人が来ていました。

 

商人「何か知らんけど、チャンスやっち!

横瀬浦の混乱に便乗してポルトガル商人から金品を奪うと、街に火をつけたのです。

※この事件でポルトガル商船は再び、平戸で貿易を行います。

 

大村では味方の家臣が純忠を保護し、大村に帰りました。

純忠「イエスたま〜バカどもに神のご加護を〜

失敗に終わったクーデターですが、純忠はその大半を許します。

 

純忠「だが、お前はダメなり!

針尾伊賀守は許されず、針尾島を焼かれ追放されてしまいました。

 

 

つづく

今回は大村純忠が日本最初のキリシタン大名となった経緯から、クーデターを納めるところまでを紹介しました。

まとめ

・大村純忠は日本最初のキリシタン大名となった。

・宣教師らがけしかけ、純忠の人格が変貌。

・クーデターに合うも、金泉寺に逃げ込み無事復帰。

毎回感じるのは、キリスト教宣教師らが悪いですよね。

はじめから異教徒を排除する気があります。

純忠は宣教師に洗脳されますが、クーデターを納めるなどその腕は確かなものがありました。

クーデターを乗り越えた純忠、次はどんな試練が待ちかまえているのか?

つづく!

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