菅原道真|太宰府での転落生活と予想外の心境とは?

榎社の境内
記事の内容

菅原道真の左遷から、死を迎えるまでを紹介します!

  • 家族もバラバラになってしまう
  • 京から太宰府までは、陸路と船
  • 太宰府では囚人のような生活
  • 恨み言をいわず、現実を受けいれる
  • 59才でこの世を去った

行きつけは立ち飲み屋、トリぞーです。

この記事は、菅原道真の太宰府での生活を知りたい方に向けた内容です。

  • どんな順路で太宰府まで行ったの?
  • 太宰府での生活は?
  • どんな最期だったの?

これらの疑問に応えます。

前回は道真の左遷の背景である、昌泰の変を紹介しました。

今回は左遷後の道真の気持ちや太宰府までの道中、生活を紹介します。

今回で道真の生涯の記事は最後です

目次

家族もバラバラ

落胆する男性

藤原時平の陰謀により、太宰府へ左遷となった菅原道真。

まったく身に覚えがない道真でしたが、

ひと言の弁解も、受けいれてもらえませんでした

昌泰4年(901)2月1日、京の家をでました。

道真は家をでるさい、和歌を詠んでいます。

東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ

春風がふいたら、香りをその風にたくして

大宰府まで送り届けてくれ梅の花よ。

主人である私がいないからといって

春を忘れてはならないぞ

善友益友(よしともますとも)が、衛士2人をひきいて大宰府へ先導します。

道真の従者は幼子の紅姫(べにひめ)と隈麿(くままろ)、

門下生の味酒安行(うまさけやすゆき)の3人。

現在、太宰府天満宮に勤めている方に、味酒という名字の方がいらっしゃいます。

ブラタモリでタモリさんを案内していました

長男の高視(たかみ)をはじめ、子息4人が流刑。

門弟の中・下級の官吏も流刑となり、

道真派の人々は梅の花が散るように、バラバラになってしまいました

太宰府までの道順

太宰府天満宮の入り口

道真たちは大阪の摂津から淀川をくだり、

瀬戸内海にでて、明石に向かいます。

船にのって、明石から周防の国府(山口県防府市)に立ちより、

豊前国(大分県)に到着。

海岸沿いに関門海峡をへて博多に着船し、太宰府に到着しました。

太宰府での2年間

榎社の本殿

菅原道真は太宰府に左遷され、

府の南館である、榎社での生活がはじまります。

しかし、大宰権師という役職は、仕事もなく囚人とおなじような生活

健康も損ない、見ていられないほどのものでした。

この間に詠まれた、多くの漢詩がのこっています。

海鳥社『太宰府紀行』

あばら家で床が落ち、雨が漏れて衣服を濡らし、大切な書物を損じた。

垣根も崩れたまま、自身も胃を病み、脚気と皮膚病にも悩まされた。

それでも恨み言は少しもなく、

朝廷への忠誠と己の境遇を平静に見つめ、心根があふれる生活であった

家はボロボロ、洋服もボロボロ。

大切な本もボロボロ…。

病気も患って、人生どん底。

それでも恨みごとを言わずに、

自分の現実、人生を見つめて静かに暮らしたのです

道真は栄光をきわめた右大臣から、

2年間の幽閉生活を余儀なくされました。

延喜3年(903)2月25日、失意のうちに

栄光と苦難にみちた、59年の生涯の幕を閉じたのです

福岡市中央区天神

神社の境内を歩く女性

道真が、博多の那珂川沿いに上陸したとき、

川面に浮かぶ自らのやつれた姿を見て、嘆き悲しんだという話が伝わっています。

福岡の住人がそんな道真をしのんで、庄村(現在の福岡市中央区今泉)に社殿をたてました。

水鏡天神・容見天神と尊称し、福岡の地を守っています。

天神とは、道真を神とする称号。

現在の福岡県中央区天神の地名は、菅原道真に由来しています

福岡藩初代藩主・黒田長政によって

水鏡天満宮として、現在地(福岡市中央区天神1丁目)に移されました。

以来、水鏡天満宮は、福岡城の鬼門除けとして、福岡の地を守っています。

まとめ

今回は菅原道真が太宰府に左遷され、生涯を閉じるまでを紹介しました。

  • 時平のウソに弁解するも、まったく受けいれてもらえない
  • 太宰府へ左遷、家族もバラバラとなる
  • 囚人のような生活をするも、現実を受けいれた
  • 太宰府にて、59才でこの世を去る

まったく身に覚えのないウソにより、

家族をバラバラにされ、太宰府に左遷となった道真。

政界で素晴らしい働きをしていた頃から180°変わり、

囚人のような毎日をすごし、太宰府にきてわずか2年でこの世を去ってしましました。

道真の死から、道真怨霊伝説というものが現れます。

太宰府と大宰府には、違いがあります。

菅原道真の生涯を紹介する記事は、ここでひとまず終了となります。

また資料を集め次第、紹介していきます。

ありがとうございました!

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