ベランダにある虫除け剤が無能すぎる、トリぞーです。
今回は日本の世界自然遺産である小笠原諸島の勉強をしたいと思います。
小笠原諸島は日本でありながらめっちゃくちゃ遠い世界遺産。
訪問する機会は限りなくゼロだと思うのでしっかり勉強したいと思います。
小笠原諸島
小笠原諸島は東京都心からなんと南に約1,000kmも離れた海上にある大小30あまりの島々です。
世界でも珍しい、首都に属する自然遺産となっています。
大陸や日本列島と一度も陸続きになったことがない海洋島である小笠原諸島は、独自の進化をとげた固有種の動植物が550種類以上生息しています。
島々の面積に対して固有種が多い点が特徴です。
江戸時代までは人の住めない島であったため、無人島(ブニンジマ)と名付けられ、そこから小笠原諸島は英語でボニン・アイランズ(Bonin-Islands)と呼ばれるようになりました。
しかし、人が暮らすようになると、外来種が島々に入り込み、固有の生態系が脅かされていることが問題となっています。
小笠原諸島ができるまで
小笠原群島(父島列島、母島列島、むこ島列島)は海底プレートが動くことで出来る海洋性孤島です。
5,000万年前にできた海底火山が噴火を繰り返し、やがて列島となりました。
また、小笠原群島は高音のマグマが冷えて出来ている特殊な火山岩ボニナイト(無人岩)を地上でみることが出来る世界で唯一の場所となっています。
固有種
小笠原諸島の固有種の中で特に注目されるのがカタツムリ。
カタツムリの仲間である陸産貝類は現在、小笠原諸島で確認されているうちの約95%が固有種がことが特徴です。
日本列島やポリネシア、東南アジアから流れ着いた種が、小笠原諸島の環境に順応しながら様々に分化した適応放散の典型となっています。
適応放散とは起源を同じくする種が、環境に順応して様々に分かれていくことです。
その中には分化後に絶滅した陸産貝類の一種であるヒロベソカタマイマイがあります。
この陸産貝類は約300万年前に日本本土からたどり着いたカタマイマイであり共通の先祖から30種類以上に分化したことが分かっています。
現在は化石としてみることが出来ます。
その他に海ではミナミハンドウイルカ、絶滅危惧種のマッコウクジラの繁殖も確認されています。
しかし、固有種だけではありません。
外部から持ち込まれた外来種が小笠原諸島では問題となっています。
その中の例としてグリーンアノールがいます。
グリーンアノールは外来種のトカゲで、ペットとして持ち込まれたものが野生化しました。
小笠原諸島の固有種を含む多くの昆虫が捕食されて減少するなどの被害が出ています。
交通アクセス
恐らく訪問する機会はないと思いますが、交通アクセスを調べてみました。
小笠原諸島への交通アクセスはなんと船のみとなっています。
父島や母島には空港がなく、ほぼ週1便の定期船「おがさわら丸」が東京竹芝桟橋から出港しています。
東京からの所要時間は24時間。
料金は片道22,570円〜となています。2020.7現在
その他にはクルーズ船という手段もあります。
クルーズ船では各地域から出港していたり、道中の船内もさらに楽しむことが出来るでしょうね。
料金はそれなりだと思われますが!
おわりに
今回は日本の世界自然遺産である小笠原諸島を勉強しました。
小笠原諸島で特に父島と聞くと、私はやはり戦争を思い浮かべてしまいます。
今は詳しい知識はありませんが、今後も戦争などの歴史も踏まえながら勉強していきたいと思います。
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