好きな薬味はもみじおろし、トリぞーです。
今回は山口県長門市にある元乃隅稲成神社を観光してきました。
その神社の解説と感想を紹介します。
元乃隅稲成神社
元乃隅稲成神社とは山口県長門市にある神社であり、1955年(昭和30年)に太皷谷稲成神社(島根県津和野町)から分霊されて建立されました。
そのきっかけは地元の漁業経営者の枕元に白狐が現れ
「私をこの地に鎮祭さい」
とお告げがあったからだそうです。
この神社は『稲荷』ではなく『稲成』と名前がついていますが、これは分霊元である太皷谷稲成神社が願望成就の神社とした稲成神社であったため
『稲成神社』と改めて称するようになったと語り継がれています。
『稲荷』神社は全国で四万社ほどありますが、『稲成』神社は二社のみです。
所在地・交通アクセス
所在地は山口県長門市油谷津黄498です。
今回は車で行きましたが、タクシーの場合は最寄駅JR山陰本線「長門古市駅」より約20分です。
※古市タクシーTEL:0837−37−3194
自家用車で行く際は第二駐車場まで確認できましたが、休日はかなり混雑します。
今回は日曜ということもありかなり参拝者が多く、また道が狭いため神社に着くまでに渋滞しました。
混雑時は臨時駐車場ができますが思いの他離れたところにあり、駐車後は坂を歩いて神社まで行かなくていけないため、高齢者や足が不自由な方はキツイかもしれません。
食事処
第二駐車場のすぐ下に食事処「汐風」があります。
しかし営業時間が14時までと閉店が早いため注意してください。
ちなみに私はギリギリ間に合わず、食事をすることができませんでした。
閉店時間を過ぎた場合は隣接している小さな店にたこ焼きやコーヒーなどを販売しています。
たこ焼きの中にはこんにゃくが入っています。
龍宮の潮吹
元乃隅稲成神社は鳥居に眼が行きますが海沿いにある断崖絶壁の「龍宮の潮吹」も圧巻です。
龍宮とは宇津賀半島北端の海食地形の総称を言います。
そして潮吹とは打ち寄せる波が絶壁下海面近くのわずか縦1m、幅20cmの穴に突入し奥の空洞に圧縮された空気が海水を激しく外に出そうとして
上方に海水を噴出させる噴潮現象のことです。
龍宮の潮吹きは遠くから見る分は霧雨程度にしか見えなかったのですが、近くでは結構な海水の粒が…。
カメラなどは要注意です!
スリルもあり、かなりテンションが上がる場所ですが決して岸壁に近付きすぎないで下さい!
マジで危ないです。
ちなみに夜間は立ち入り禁止です。
鳥居
元乃隅稲成神社といえばやはりびっしり連なった沢山の赤い鳥居です。
昭和62年から10年かけて奉納された123基の朱色の鳥居が、龍宮の潮吹側から100m以上にわたり並んでいます。
海の青色と鳥居の朱色とのコントラストはCNNに「日本の最も美しい場所31選」に選ばれるのも納得ですね。
鳥居の下をくぐると頂上に本殿があります。壮大な景色の割には意外と可愛らしい造りです。
白狐
元乃隅稲成神社建立のきっかけとなった白狐は本殿のすぐ隣に石像として祀られています。
これもまた可愛らしい狐ですね。
その他には顔はめ看板とし白狐を見ることができますよ。
御朱印
元乃隅稲成神社では御朱印を頂くことができます。
本殿の隣にある小さな小屋で頂くことができるのですが、小屋の中は無人で箱に入っている御朱印の紙をセルフで取ります。
その隣に、ノリが置いてあり御朱印帳に貼ります。
料金は小さな賽銭箱にお気持ちを入れます。
この御朱印もなんとも可愛らしいものでした。
日本一入れづらい賽銭箱
元乃隅稲成神社には日本一入れづらいと言われる賽銭箱があります。
その場所は本殿のさらに上にある鳥居の下…ではなく上にあります。
高さは約6m、賽銭を入れることができると願いが叶うとされています。
皆さんいっせいに投げているので賽銭が上から落ちてくる落ちてくる…
お金を人に当てないようにするのではなく、お金が当たっても仕方がないという気持ちが必要です。
私は2回目で入れることができました。コツとしては賽銭箱の真下からある程度離れ、賽銭箱に直接入れようとせずに賽銭箱の上にある金網に当てて入れる様にすると入りやすいですよ。
ちなみに賽銭を入れるのに必死で願いことを忘れてしまいます。
おわりに
今回、山口県長門市にある『元乃隅稲成神社』に行ってきました。
歴史もまだ新しい方で、意外と可愛らしい神社であり、本気の神社好きの人からすると物足りないところもあるかもしれません。
しかし、100mに渡る123基の鳥居や断崖絶壁の龍宮の潮吹は本当に圧巻でした。
神社好きの人ももちろん、SNS映えするスポットなので神社にあまり興味がない人にもオススメです。
最後に、絶対に崖から落ちないでください!!
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