長崎にある稲佐真寺国際墓地を訪れたので紹介します。
・観光で墓地…大丈夫?
・写真で感じる異国あふれる雰囲気。
洗濯はやっぱり外干し、トリぞーです。
この記事は、長崎の歴史に興味がある方に向けた内容です。
皆さんは長崎の観光スポットと聞いてどこを思い浮かべますか?
めがね橋にグラバー園、ハウステンボスなどなど。
色んな有名な観光スポットがありますが、今回はこちら。
稲佐悟真寺国際墓地
たまたま長崎のホテルで読んだ雑誌に紹介されていたので、存在を知りました。
悟真寺

悟真寺(ごしんじ)とは長崎市にある浄土宗の寺院であり、正式名称は終南山光明院悟真寺です。
長崎は日本にキリスト教が広まるきっかけとなった場所。
天正8年(1580)長崎のキリシタン大名大村純忠により、寺社仏閣が壊されました。
長崎ではキリスト教の力が強くなり、その現場を重く見た筑後国・久留米善導寺の僧侶が慶長3年(1598)仏教布教の拠点として悟真寺を建てたとされています。
この1年前には豊臣秀吉のキリシタン禁止令により、カトリック神父6名、日本人信徒20名が処刑されています。
有名な日本二十六聖人ですね。
悟真寺の本堂は原爆により倒壊しますが、昭和34年(1959)鉄筋コンクリートにて再建されました。
外国人墓地

悟真寺の敷地周辺には日本人墓地の他に4つの外国人墓地があります。
・唐人墓地
・オランダ人墓地
・ロシア人墓地
・稲佐国際墓地
これらを稲佐悟真寺国際墓地といいます。
当時、長崎にきていたオランダ人は、外国人墓地ができるまで水葬されていました。
承応3年(1654)悟真寺の一角がオランダ人墓地となり、船上や出島で亡くなったオランダ人は埋葬されることになります。
安政6年(1859)開港で外国人来航者が増え、ロシア人とアメリカ人の墓地が設けられ名実共に国際墓地となりました。
所在地

所在地は長崎県長崎市曙町6-14。
長崎出身の私、地元の観光地はそこそこ知ってるつもりでしたが、稲佐悟真寺国際墓地の存在は知らず。
そもそも墓地が観光地って…。
敷地内

初めは少し不気味でしたが徐々に慣れてきたのか、なんとなく悪くない雰囲気。
少しカッコつけてパシャり。

階段の両サイドのレンガがすごくいい感じ。
オランダ人墓地の鉄柵と赤レンガの塀は大正8年(1918)にオランダ政府によって設置されたそうです。
外国人墓地のためお墓には十字架があります。

キリスト教のお墓以外のお墓もありました。

他には、いくつかの彫刻。

稲佐国際墓地の上からは、長崎市の街並みも見ることが出来ます。

おわりに
今回はたまたま雑誌で見つけた稲佐悟真寺国際墓地に行ってきました。
・稲佐悟真寺国際墓地は墓地だけど雰囲気よし!
・眺めもいいし、人もいないのでゆっくり浸れます。
最初は墓地に観光?という気持ちもありましたが、実際行ってみると不思議な雰囲気漂う場所でした。
雑誌や長崎市のホームページにも紹介されているので、是非行って実際に私が感じた雰囲気を皆さんも感じてみて下さい!
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