長崎県南島原市にある、有馬キリシタン遺産記念館を紹介します。
- 原城を中心としたキリシタン史に関連する博物館
- キリシタンにまつわる資料や出土品を展示
- 展示品は撮影OK!
- 休日なのに人がいない、穴場スポット
- 世界遺産も学べる
車をぶつけられる、トリぞーです。
この記事は、原城を中心としたキリシタン史に興味がある方にむけた内容です。
- 島原のキリシタン関連の博物館ってどんな感じ?
- どんな展示内容なの?
これらの疑問に応えます。
世界遺産である原城を散策した後、地図をながめていたら、
有馬キリシタン遺産記念館というスポットを発見しました。

名前からして、全体にはずせない博物館。
偶然の発見って、旅の醍醐味ですよね。

旅サイコー
有馬キリシタン遺産記念館

有馬キリシタン遺産記念館とは、長崎県南島原市にある、
原城跡を中心とした、島原におけるキリシタン史を展示した博物館です。
キリスト教の伝来から、繁栄の時代をしめす日野江城、
キリシタン弾圧や、島原・天草一揆の歴史を分かりやすく解説しています。
館内にはキリシタンに関する資料や、出土品が展示してありますが、
なんと、写真撮影OK!(一部を除く)

SNSで広めてね~
写真OKの博物館って、珍しいですよね。
知ってるかぎりでは、長崎市にある日本二十六聖人記念館くらい。


キリシタンは写真に寛容?
入館料:大人:300円、高校生200円、小・中学生150円
開館時間:9時~18時
休館日:毎週木曜、12月29日~1月3日
住所:〒854-2421 長崎県南島原市南有馬町1395
駐車場:100台(隣接駐車場ふくむ)
問い合わせ:TEL:0957-85-3231
施設内

入場券は券売機で購入します。
訪れた日は土曜日でしたが、他にお客さんはいません。
だからか、スタッフから一通り施設内の説明を受けました。
有馬キリシタン遺産記念館は、映像試写室、展示室1、展示室2からなります。
映像視聴室

まず、スタッフから映像視聴室に案内されました。
映像内容はもちろん、キリシタンの歴史。
キリシタン史の知識がなくても、
日本におけるキリシタンの歴史をざっくり知ることができます。
時間は10分前後。
私はまだまだ知識がないので、しっかりと映像で学びます。
展示室1

展示室1には、16~17世紀の日野江城を中心としたキリスト教の繁栄を紹介しています。
- 巡察師ヴァリニャーノの功績
- セミナリヨの教育
- 天正遣欧少年使節がはたした役割
- 日野江城や階段機構
代表的な展示物として、金箔瓦、有馬晴信木像、活版印刷機(縮小模型)があります。



はじめにも紹介しましたが、
有馬キリシタン遺産記念館の展示品は、一部を除いて撮影することができます。
スタッフに確認すると、いろんなところで発信して下さいとのことでした。
展示室2

展示室2では、島原・天草一揆にいたるまでの経過を、
日本国内外にのこる資料や出土品を中心に展示してあります。
寛永14年(1637)飢饉や重税に耐えかねた有馬や天草の領民たちによって、
島原・天草一揆が勃発しました。
島原・天草一揆以降、250年ものあいだ、隠れながらもキリスト教を信仰した、
隠れキリシタンの歴史も紹介しています。
主な展示品としては、
原城の人骨出土状況レプリカ、隠れキリシタン拷問風景の模型、火縄銃の銃弾など。



中浦ジュリアンの穴吊り

有馬キリシタン遺産記念館の展示物のなかで、
中浦ジュリアン穴吊りの図が、もっとも印象的でした。
映画・沈黙でもあった拷問方法。
首をすこし切り、宙づりにすることで徐々に出血します。
めっちゃ苦痛だけど、なかなか死ねない拷問です。
まとめ
今回は長崎県南島原市にある、有馬キリシタン遺産記念館を訪れました。
- 原城を中心としたキリシタン関連の博物館
- 世界遺産の勉強にもなる
- 展示品は写真撮影OK
有馬キリシタン遺産記念館の存在は知りませんでした。
たまたまの発見でしたが、サイコーの博物館。
旅の醍醐味ですね。
土曜日でしたが、他のお客さんは後にきた1組のみ。
展示物も一部を除いて写真撮影が可能なので、帰宅後の勉強にも役立ちます。
あまりメジャーではない日野江城の歴史も知ることができて、
大満足な立ちよりスポットとなりました。
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